狂言兄弟
図書館で「狂言兄弟 千作・千之丞の87年」という本を借りてきた。お二人の晩年の狂言を何度か拝見して、すごいなぁ、狂言ってホントに面白いと思った。
狂言の面白さをこのお二人から教えていただいた気がする。
残念ながら千之丞さんが逝き、千作さんも後を追うようにして逝かれてしまった。劇場や能楽堂などでも、ロビーに出てこられて気軽にお話を伺うことが出来た。
お二人の幼少時からの思い出や、舞台の事、お二人の性格の違いなどがインタビュー形式で書かれている。編集は宮辻政夫さん。この人は仁左衛門さんの「花のひと 孝夫から仁左衛門へ」なども出されている。
内容については読んでもらうしかないが、茂山家の家族やお弟子さんたちとのことも書かれているし、狂言の好きな人なら、興味深く読める本だと思う。
今も千五郎さんを当主として、家族やお弟子さんたちとともに上質の舞台を見ることが出来る。これからも結束して舞台を努めて行かれるのだろう。
最近は舞台にはご無沙汰しているが、機会があればまた見に行きたいと思っている。
表紙がいい感じでしょ。
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