昨日、大阪歴史博物館に「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」展 を見に行きました。これで2回目の訪問です。前回は情報量の多さと、見る的を絞らなかったために、消化不良のまま、展示会を後にしてしまいました。
今回は他の展示は横に置いておいて、この展示に集中して見てきました。それでもやはり溢れかえりそうな情報に、気おされてしまいました。何ていえばいいのか、偉大なお二人のパワーと情熱はすごいものだと改めて感じました。
展示は4部構成になっています。プロローグを含めると5部構成ですね。
プロローグ ここから はじまり
第1部 二人の出会い マンガ誕生
第2部 爆発するマンガ 時代への挑戦
第3部 “ちから”の本質対決
第4部 未来へ生き続ける“ちから” 現代作家によるオマージュ作品集
「ここからはじまり」では手塚氏と石ノ森氏の少年時代の作品や構成ノートなどの展示があります。7歳くらいに書いた手塚氏の作品は仰天ものです。石ノ森氏の出していた同人誌もあったが子供とは思えない作品でした。こういう人たちを天才と呼ぶのねと納得しきり。
「二人の出会いマンガ誕生」のコーナーでは、ときわ荘が作られており、写真の撮影可になってます。中には両氏の部屋の再現もありました。その当時の8ミリやラーメンなどもありましたね。当時のときわ荘の住人たちもそうそうたる人が沢山。
唯一の女性マンガ家は水野英子氏 この人の作品も沢山読んだものです。
ここのコーナーで手塚氏と石ノ森氏との出会いがわかるようになっていました。手塚氏が石ノ森氏にアシスタントを依頼したことや、石ノ森氏が受験のために故郷に帰りながらも、現行はちゃんと送っていたこと、だけど、背景など以外は全部自分の書いたものではなかったことなど。
石ノ森氏の生原稿は手塚プロで大切に保存されていて、見ることが出来ました。立ち読みコーナーもあり、自分でめくって読めます。
「爆発するまんが 時代への挑戦」は圧倒的な力を感じることが出来ました。紙媒体のマンガから、アニメーション、実写のマンガ?への発展系とまさに爆発した感じがしました。当時の生原稿の迫力もすごいです。知らなかった作品も多々ありました。今からでも読めるなら読んでみたいですね。
当時のマンガ雑誌も展示されていて、個人蔵となってました。大切に保存されていたのでしょう。経年劣化は仕方ないですが、どれもきれいな状態でした。
ここのコーナーでジャングル大帝、リボンの騎士などのアニメも少しですが見られました。ジャングル大帝のテーマソング、良かったな。
「”ちから”の本質対決」のコーナーはテーマ別に両氏の作品を対比して見ることが出来ます。このコーナーでは、手塚氏の「ブラックジャック」、「ブッダ」、「火の鳥」や、石ノ森氏の「サイボーグ009」、「佐武と市捕物控」、「ホテル」などを見ることが出来ます。そうだ、実写の「仮面ライダー」も見られましたよ、初代の分でした。あ、「マグマ大使」も放映されてた。もう、いっぱいありすぎて・・・
マンガの神様とマンガの王様がお腹いっぱいになるまで楽しめます。
「未来へ生き続ける“ちから” 現代作家によるオマージュ作品集」は、手塚氏、石ノ森氏の影響を受けた、いろいろなジャンルの方々のオマージュ作品集がいっぱいで、こちらも圧巻のコーナーです。漫画家はもちろん、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、ミュージシャンなどなど。
なんと稚拙な文章だと思いながらも、自分のメモだと思って、アップします。
3月の10日までの会期なので、見に行ってみてはいかがでしょう。後悔はしないと思います。
「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」展 ←前回の記事です。
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