南山城の古寺巡礼
ほとんど一カ月前になりますが、京都国立博物館で開催された「南山城の古寺巡礼」を見に行きました。大阪市立美術館で開催されていた「山の神仏-吉野・熊野・高野」と続けて神仏の展示に行ったことになります。
こちらの展示も展示数も種類も豊富で見ごたえがあるというか、しっかりと観ると疲れるというか。11のお寺から寄せられた仏像は見事なものでした。詳しくはリンクから見て頂けます。
十一面観音の立像を眺めていたら、小学生くらいの男の子が父親に「なんでこの仏さん、腰をふってるんやろ」と質問してました。確かに何体かの仏像は腰を左にしているのでした。
そんなものと思って観ていると気付かない疑問のような気がします。
この諸仏のお顔や姿形、まとっているもの、お持ちになっているものなどは、誰が考え出したのでしょうね。
唐・天竺からはるばると伝えられた絵や像を見習ったのでしょうか。そしてだんだんと日本の仏像に変化していったのかもしれません。
仏象に寄せられたその時々の人々の願いが込められて、あのように美しい像が生み出されていったのだろうと思いました。
だから今も人々を惹きつける魅力に満ちているのでしょう。無宗教な私でも厳かさを感じ、癒された気持ちになるのだと思います。
各お寺に行っても拝見できないものもありますし、見ることを目的とした展示なので、見やすいというのが助かります。また、こんな展示があれば見に行きたいですね。
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