「人と芸の巻」(上)
この巻では「沼津」の平作、「紙子仕立両面鑑(かみこじたてりょうめんかがみ)」、「寿曽我対面」の工藤祐経を拝見できた。
もう目がご不自由なはずだが、舞台の上ではそんなことはちっとも感じられない。
平作はひょうひょうとした人のいいおじいさんだし、工藤は堂々たる貫禄があるし。「紙子仕立両面鑑(かみこじたてりょうめんかがみ)」というのはこの映画で初めて拝見した。
最近は上演されていないと思う。
あとは嵯峨野でのご自宅での様子や「工藤」の役の解釈のお話など。
若い頃の藤十郎さん(当時は扇雀)や梅玉さん(当時は福助)、富十郎さんなどのお顔が見られる。我當、秀太郎、当代仁左衛門の三兄弟もお若いですわ。
「芸談を聞く会」で芸のことを話している十三代目さんは本当に楽しそうで、お芝居が好きでたまらないんだなぁと感じさせられる。色々と考えて台詞まわしも変えて、どんな工藤にするかを、語っておられた。
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