繻子の靴 観劇メモ2
観劇メモ1にも書いたが、何しろ集中しないとどら猫には理解できなかった。なのに、惹かれてしまうという不思議な舞台だった。いや、集中しても理解不能ではあった。台詞の美しさを受け取るのが精一杯というところか。
渡邊さんが「繻子の靴」を岩波文庫から翻訳出版をしたのを期に上演されたのだろう。会場で本も販売されていたので、買ってきたが、読むのには少し時間がかかりそうだ。
そもそも「地上ではかなえられない恋」と言う概念はなんだ。地上以外なら叶う恋なのか。では地上以外ってどこよ?? かの宗教界では天国か。愛し合う男女が天上界で結ばれるってのは、どういう状態なのだろうね。肉体的な結びつきも含むのか?
確か、カトリックでは夫婦の肉体の結びつきは大切なこととされていたはずだ。故無き肉体関係の拒否は罪とされていたのだから。
ドニャ・プルエーズは、ドン・ロドリックに駆け落ちを持ちかけ、承知して出発したドン・ロドリックは戦いで(何の?)で重症を負い、ドニャ・プルエーズとは会えない。
駆け落ちを持ちかけるドニャ・プルエーズは絶世の美女らしいが、ではこの二人は床をともにしたのか、しないのか。人妻であるドニャ・プルエーズがプラトニックな関係で、ドン・ロドリックに駆け落ちを持ちかけるのか?
ドン・ロドリックが怪我を負い、苦しんでいる間にドニャ・プルエーズは地上では会わない、もしくは結ばれないことを決心するらしい。
もうこのあたりから理解不能に陥りかける。そして聖ヤコブがこの二人は地上では結ばれないが、天上で結ばれる予兆を語る。
ドニャ・プルエーズは自分の存在は、ドン・ロドリックのためにあると断言するが、現世的な意味で結ばれることは断固、拒否して異教徒であるカミーユの妻となるのだ。
あ、さらに混乱した感想になっている。でも、ここまで混乱しつつも感動できた事が不思議だと思う。
萬斎さんのドン・ロドリックは何とも不思議な人物だったな。氷が熱いとでもいうといいかな。ドニャ・プルエーズは、声の力で不条理な世界観に説得力を持たせている気がした。
たわごとと思いつつ、続きも書いてみたいが、今日も疲れてしまったので、また明日。
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