女帝・エンペラーの毒を飲む
今日は、お休みだったので映画を見てきた。水曜日にお休みだと映画になってしまう(^^♪
ぢつは「風知草」のとみさまのエントリを拝見して、そういえばこの映画も見たかったんだと思い出した次第。調べると家の近くで上映しているのでさっそく出かけて行った。
美人もいい男も陰謀も好きなどら猫の好みの映画でございました。
ワンのチャン・ツィイーは本当に綺麗だった。チンニーのジョウ・シュンもツィイーより年上とは思えないくらい可憐な様子で。ウールアンのダニエル・ウーはなかなかにいい男だし、新帝リーのグォ・ヨウは落ち着いた熟年男性の魅力がある。口調も重々しいくはないが、感情を抑制した男の感じがとてもよく出ていたと思う。
最初の舞踏の場面からのマーシャルアーツの見せ場もスリリングでいい。首が池に落ちた時にウールアンが水中に潜んでいるのも見せ場。
ワンの出の場面もずーっと後姿を写し続けていくところがマニアックでいいな。まだかと思いつつ期待感が高まる。上手い監督さんですね。
ウールアンと再開したときのワンのマーシャルアーツの動きも見ものだし、ワンとチンニーの女の火花の散り方も、スリリングでいい。髪が蛇になって争いそうだ。
中国というとどら猫はどうしても毒物の方を思ってしまうのだが、もちろん武も盛んな国ゆえ、アクションもいい。スローでとっているところなどがとても美しい。
豪華さ、残酷さ、愛と思い込んでいる感情の怖さ、欲望と不安、盛りだくさんでお腹が一杯になる映画だ。流血シーンもけっこうあるのに、処理がうまいのかな、それすらも綺麗だ。
映像的にも色彩の使い方が綺麗でよかった。宮中の豪華絢爛さと、契丹に赴く途中の荒涼とした風景の対比がかの国の広さをあらためて思い起こさせる。
2時間半があっという間に過ぎてしまった。最後のどんでんがえしも衝撃的でいい。でも最後のあの越女剣はいったい??
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>とみ様
コメント、有難うございます。とみ様のエントリを拝見して見に行きたくなったのですから、いい映画を紹介して頂いたと喜んでおります。確かに映像美がなかなかですから大スクリーンで見ると迫力ものでしょうね。
HERO,グリーン・ディスティニーも見てみたいと思います。DVD買うかな。
投稿: どら猫 | 2007年10月27日 (土) 00時00分
>どら猫さま
大きい映画館で観たかった。
ドラマは薄目ですが,画像や音楽に比較して薄いだけで十分華麗でした。ご紹介ありがとうございました。
映画評はヘボいですが,グッドシェパードは上手く書けそうです。
投稿: とみ | 2007年10月26日 (金) 23時43分